子どもの気持ち
『こどもの気持ち』って大人になると…昔子どもの経験がある私たちは子どもの気持ちは、わかるんだけど…わかっているんだけど…という【子どもの気持ちをわかっているつもり】になります
ここは、言い切らせてください。ナゼかというと、私も含めて、今まで出逢った友人たちがみんなそうだったからです。
私は、子どもの頃に母親が言った言葉や反応や対応を明確に記憶しています。その理由は…母親のイライラしている時の態度や、言葉のチョイスが大嫌いだったからです!【絶対私はこんな大人にならないんだ!】と心に決めていました。だからきっと、親とのコミュニケーションを明確に記憶しているのだと、自分で理解しています。
ただし、では、私が母親のような大人にならなかったのか?反面教師になる!って思い続けた結果ならなかったのか?答えはNOです!残念ながら……ナゼかといいますと…それは11歳下の弟が気づかせてくれました。母親は、慢性骨髄性白血病で一番下の弟が小学校5年生の時に他界しました。

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父親は全財産使った事業を失敗し、母も亡くし、生きる気力もお金も無くしました…なので、私たち姉弟3人は住む家もお金もありませんでしたそんな中を必死で姉弟で生きていた時に…
お金にも心にも生活にも余裕が無かった私は…母親と全く同じ顔で全く同じような言い方で
中学生になった弟に『嫌みな事を言ってみたり』『意地悪な言葉を愚痴を言ってみたり』『人の批判ばかりしていました』
そんな時に弟が私に言った言葉【ねーちゃん、何でそんな風な言い方するの?そんな言い方したら、みんな傷つくよ】って…弟にそう言われた私は
『はっ!』としました…私は、母親が私にしていたよーに私も弟にしてたと…反省しました…とっても反省しました…母親に言われた何気ないひと言で私は傷ついて…
その証拠に…
弟が高校生の時に、私はPTAの理事で弟の高校へ行くと弟が友達と居たのを見つけました。喜んで手を振る私を見て、弟がひと言『うちのねーちゃんね~俺の事愛してるからねぇ~』
私は彼のこのひと言で一生生きて行けると思えるぐらい嬉しかった気持ちを今でも覚えています!色んな、嫌な思いをさせてしまったけど、ちゃんと愛情が伝わっててよかったぁ~って思いました。

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何が言いたいかとゆうと…私たちもついつい忘れがちですが…【子ども達はとってもとっても繊細で純粋です】私が色んな子どもたちと触れあう中で、見て来た子どもの気持ちを紹介しますね。
例えば…
☆彡あかりちゃんが男の子にアヒルちゃんって呼ばれただけで泣けちゃうんです
☆彡ぬり絵を楽しくしていて
ドラえもんをピンクで可愛く仕上げていたら、お友達に「え~ドラえもんは水色だよ!」って言われただけで、ランドセルにその絵をクチャクチャにして隠したくなるんです。
☆彡ルールを守ってくれないお友達が居たら、それが許せなくて、悔しくて泣けてきちゃったり、怒れてきて、ケンカしたりするんです。
☆彡ダサいって言われただけで傷ついて隅っこに体操座りしたくなるんです。
☆彡短冊の願い事に書くぐらいお父さんお母さんに褒められる事が嬉しいんです。
☆彡嫌だって言いたくても、言えなくって、言ったらお友達が悲しむかもしれないからって、言えなくて苦しくなって元気なくなっちゃったりするんです。
☆彡大好きなお母さんが悲しむ事は絶対やりたくないから、約束は必死で守ろうとするんです。
☆彡お母さんが喜ぶ顔を見たいから、一生懸命がんばるんだけど、頑張れなくてお母さんがきっと悲しむなぁって思った時は、どうしようもなくツラくなっちゃって…
いかがでしたか?まだまだたくさんありますが…とっても可愛らしい出来事ばかりですよね?本当に純粋で繊細なんです。そんな子ども達がいつも笑顔で毎日を過ごせるように、まずは私たち大人がいつも笑顔で過ごせるように、一緒に『心を整えて』子ども達へHAPPYな環境作りをして行きましょう!